初めてのオンラインセッションが決まったら、未知の世界にワクワクすると同時に少し緊張する人もいるかもしれません。
この記事ではそんなオンラインセッションデビュー前の方の緊張を少しでもほぐせるように、筆者の経験談をもとにオンラインセッションの準備から当日までの流れをご紹介します。
実際のセッションが全く同じ流れになるとは限りませんが、イメージを掴めれば不安なくセッションに臨めるようになります!
準備編
セッションが決まると、基本的にはGM(ゲームマスター)が指定の連絡方法でシナリオの概要や準備することを連絡してくれます。
その指示にそって準備をしつつ、分からないことがあればGMに尋ねるといいでしょう。
ここでは、どのシステムでもだいたい共通する準備について触れておきます。
シナリオの事前情報を読んでおこう
シナリオごとに、PL(プレイヤー)に対して事前情報が設定されています。
- あらすじや舞台設定
- 登場人物(NPC)のキャラクター設定
- PC(プレイヤーキャラクター)を作るときの注意事項
キャラクターシートを作るときはもちろん、当日遊ぶ時の手掛かりにもなるので、事前に読んでおくことをおすすめします。

暗記はしなくていいからね

はっ!なんで分かったんだ!?
キャラクターシートを作ろう
セッション当日に作る場合を除き、事前にPLが各自でキャラクターシートを作成します。
セッション数日前の指定された日までにGMへ提出するケースが多いです。

シナリオやルールに合っているかどうか、GMが確認してくれるよ
初めて使用するツールは試しておこう
オンラインセッションツールや通話ソフト、ヘッドセットなど、初めて使用するツールがあれば事前に軽く触れるなどしてテストしておくと当日慌てなくて済みます。

当日に機材トラブルとかあると焦っちゃうもんな
当日編
いよいよセッション当日!参加者がそろった後はどんな流れで遊ぶのでしょうか?
用意するといいこと
シナリオにもよりますが、セッションは短くても1時間~数時間のプレイ時間がかかります。
「プレイ時間〇時間」と記載があっても、実際の進行によっては大きく前後することもあります。
GMが途中休憩を取ってくれる事も多いですが、始まる前に用意しておくと安心なのは下記の3つです。
- 飲み物を用意する
特にボイスセッションはたくさん喋るので喉が渇きます。 - お手洗いを済ませておく
- メモ帳やテキストソフトを用意する
使うかどうかは好みですが、セッション中の情報を整理するときに便利です。

集合時間には余裕を持とうね。
事情があって遅れるときはメンバーに連絡しよう!
GM・PLの自己紹介やキャラクター紹介
初めて一緒に遊ぶ人がいる場合はセッション前にGMやPLの簡単な自己紹介をしたり、PC(プレイヤーキャラクター)の簡単な紹介をすることがあります。
RP(ロールプレイ)の材料になることもあるので、周りの人がどんなキャラクターを作ってきたのか知るのは楽しいですよ♪

いよいよセッション開始!
GMの宣言でセッションが始まったら、後はそのシナリオの世界を楽しんでください!
はじめたばかりだと、聞き慣れない言葉や操作方法で分からないことが出てくると思います。
そういう時は遠慮なくGMに聞きましょう。
TRPGは人との会話・コミュニケーションで遊ぶゲームです。
自分はもちろん一緒に遊ぶ人も楽しくなれるように意識さえできれば、きっと充実した時間を過ごせますよ!
セッション中にお手洗いに行きたくなったら…?
GMが取ってくれる休憩時間以外でも、お手洗いに行きたくなったり飲み物を取りに行きたくなることはあります。
そういう時は我慢せず、GMの説明やRP(ロールプレイ)が一区切りついた時などタイミングを見てGMに伝えましょう。
キリの良い所で休憩を取ってくれます。健康は大事!
セッション後のトークタイム「感想戦」
セッション終了後はそのままお開きとなることもあれば、参加者同士でセッションについての感想を話しあったりして盛り上がることがあります。
この時間を将棋用語から取って「感想戦」と呼ぶこともあります。
特にボイスセッションの場合、話が盛り上がって1時間以上感想戦をすることも…。
こちらに関してはもちろん参加は任意です。

用事があったり疲れていたら、無理せず挨拶をして切り上げよう
要注意!SNSにシナリオの感想を書く時は「ネタバレ」NG!
楽しい時間を過ごせたら、Twitterやブログなどに感想を書きたい人もいるかもしれません。
その時に気をつけることが1つあります。
それは「シナリオのネタバレはしない」ということです。
TRPGの場合、ネタバレを見てしまうことでそのシナリオを遊べなくなってしまうことが多いので、非常にデリケートな部分です。
どこからどこまでがネタバレなのかはシナリオによって異なりますが、判断に悩む場合は
そのシナリオについて、誰でも見られるところに書いてある情報以外は全てネタバレ
と思っておけば間違いないでしょう。

うーんでも、楽しかったこととか俺なりの考察とかも残したいな…!

そういう時は便利なWEBツールがあるよ
ネタバレ入りの感想が投稿できるおすすめツール3選
一緒に遊んだ人も、シナリオの作者も感想をもらえると嬉しいもの。
ネタバレ入りの感想やイラストを遠慮なく投稿できるツールをご紹介します!
fusetter(ふせったー)
fusetter(ふせったー)は、任意の箇所を伏字にしてツイートできるサービスです。
リンク先に飛べば中身が見られるようにワンクッション置けるので、遠慮なくネタバレ入りの感想がつぶやけます。
特定の人だけ中身にアクセスできるように設定することも可能です。
1ツイートに100000文字まで書くことができます。
- 短めの感想や、一言だけネタバレを叫びたいときにも気軽に使える
- 一部のキーワードだけを伏せてつぶやく事ができる
- 公開範囲を制限できる
Privatter
Privatterは、公開範囲を限定してテキストや画像を投稿することができるツールです。
Twitterに直接投稿はされないので、別の方法で見せたい人にだけURLを共有することもできます。
文章は300000文字程度まで書くことができます。
- Twitterに投稿しない文章・画像も投稿できる
- 公開範囲を制限したり、パスワードをかけられる
- 投稿内容に対してコメントやいいねを送ることができる
ポイピク

ポイピクはTwitterへのイラスト投稿を管理しやすくするツールです。
直接Twitterに上げるのはちょっと…というイラストも、ワンクッション置いて投稿することができます。
最大で200枚の同時投稿や、アニメーションGIFの投稿にも対応しています。
- 直接ツイートしにくいイラストや画像を投稿できる
- 公開範囲を制限したり、パスワードをかけられる
- 投稿内容に対してリアクションを送ることができる
まとめ:TRPGは「人とのコミュニケーション」ということだけ忘れなければ、後は楽しむだけ!
なんとなく、オンラインセッションデビューのイメージはついたでしょうか?
少し細かい話もしたので、もしかえって身構えてしまった人がいたらどうぞご安心ください。
筆者も最初から準備万端でセッションに参加できたわけもなく、様々なやらかしをしています…!
それでも一緒に遊んでくれる人がたくさんいます。
結局は「自分や一緒に遊ぶ人が楽しい時間を過ごせるように」という気持ちがあれば十分です!
気負いすぎず、シナリオの世界を楽しんでください♪
コメント